名古屋の巻 1999年10月22日〜10月24日

1. susie名古屋に立つ!!

名古屋に行くのは初めてである。今まで何度となく通過はしていたのだが、ついぞ行く機会に恵まれず今日まで来てしまった。もともと出不精な上に、 仕事があるのでそう遠出もできないしと言い訳ばかりしているが、とにかく今まで1度も行ったことがなかったのだ。

新幹線ひかり号に乗って一路名古屋へ。2時間ほどで名古屋駅に着く。着いたのが遅い時間だったため、居酒屋くらいしか開いてないだろうと思ったのと、コンビニがないときのことを考えて、腹ごしらえにプラットホームの立食いの店に入る。が、そこは、きしめん屋であった。大阪は、うどん屋だったが、さすが名古屋。きしめんの立ち食いがあるとは。名古屋というと味噌煮込みうどんというイメージもあったので、そちらを期待していなかったわけではないのだが(笑)。食券を購入し、さっそく山菜いりのきしめんにありつく。きしめんの上には山盛りの鰹節の削り節が。汁は関西のうどんのものに近いように感じた。意外とあっさりしている。麺もしこしこしていて食べやすい。あっという間に汁まで飲み干してしまった。

腹ごしらえが済むと、地下鉄へと乗り換えようとした。が、地下鉄の入口がわからない。東京では白地に地下鉄路線のモデルカラーのドーナツ状の円が描かれており、また地下鉄入口の表示があるが、名古屋の市営地下鉄では、黒地に文字が白抜きな上に、地下鉄路線のモデルカラーを用いた表示も黒地だったため、見落としてしまっていたようだ。駅構内の地図を頼りに地下へと降りる。巨大な地下街が表れた。八重洲の地下街を思い起こさせる。東山線に乗って伏見の駅で降りた。

2. 味噌煮込みの脅威

出口を出るとまず道路が広いことに驚かされる。片側だけで4車線、中央分離帯も入れれば結構な距離だ。100m道路と呼ばれるのも無理はない。信号では、盲人用と思われる音声による案内が、「通りゃんせ」ではなかった。東京や大阪では、たいていそうだったのに、カッコウの鳴声のような感じが微笑ましい。しかし、これだけ広いとお年寄や子供、障害者などは渡りきれないのではと思ったが、後で街を散策した際に大きな交差点を見てみると、中央分離帯が公園になっていたり、地下街があったりと、それなりの工夫はしてあるようだ。

ホテルへと向かう道すがら、洒落た看板のバーらしき店を発見。しかし、荷物があるので、とりあえずホテルにチェックインすることにした。

ホテルへの道中、コンビニを見つけ翌日の朝食を買うために入ることにする。翌日は、朝から仕事で藤ヶ丘の方まで行くため、外でゆっくり朝食を取る時間がないと思ったからだ。特に買いたい雑誌があったわけではないが、つい雑誌のところを覗いてしまう。男性向け雑誌のコーナーにやけに分厚い雑誌があった。表紙から綺麗な女性がこちらに微笑んでいる。手にとって見て、またしても驚いた。風俗店の案内誌だったのだ。恐るべし。歌舞伎町だってこんな雑誌ないぞ。出張した男が羽目を外すために買おうとしていると思われるのもあれなので、素早く元に戻す。

朝食用のものを買うためにカップラーメンのコーナーを覗く。あるのではないかと思ったらやはりあった。すがきやのカップ味噌煮込みうどん。袋タイプと生タイプもあった。袋タイプのものは以前に人様から頂戴したことがあったので、その存在を知っていたのだが、カップでもあったとは。さすが名古屋だと妙に感心してしまった。結局、そのカップうどんと牛乳、惣菜パンを購入してホテルへ向かった。

ホテルで、疲れた足を風呂でぬるま湯に浸けていたら、すっかり眠くなってしまった。バーに行くことは諦めて、その日は床につくことにした。

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退室