「僕らの音楽 OUR MUSIC」#45『ガンダム』の音楽
26日23時30分からフジテレビ系で放送された「僕らの音楽」をビデオに録っておいたので、視聴。フジでTBSの番組宣伝とは(笑)。ソニー・ミュージックがスポンサーだからできるんだろうね。
まず最初に
「この機動戦士ガンダムの成功によって'99年までに計8作のTVシリーズが放映され、ガンダムは日本を代表するアニメシリーズとなる。しかし、どの作品も独自の路線を築くものの、1stガンダムのようなブームを巻き起こすまでには至らず、'99年∀ガンダムを最後に新シリーズがTVに登場することはなかった」と「ガンダム」シリーズの解説。当然SEEDもブームを巻き起こしていないと思うのですが(Wの時と大して変わらない気がするし)、番組的には違うようです。
さらに、
「ファーストに登場する個性的なキャラとは違った美形揃いのキャラクターデザインが受け、過去のガンダムを知らない子供達や若い女性など新規ファンを獲得」と説明。でも、これって、ガンダムWの時にも同じこと言われてたよねぇ。SEEDが最初じゃないし。もう聞き飽きたよ。だいたい、1stだって元は女性ファンが多かったんだし。
「男性ファン中心だったイベントも半数以上を女性ファンが占めるようになるなど、まさに新しい「ガンダム」人気を作り出す作品となった」
で、SEEDシリーズのタイアップ曲とオリコン順位の紹介をして、HIGH and MIGHTY COLORによる「PRIDE」のライブ。見ててちと痛々しかったなぁ。ヴォーカルさんの声量ないし。音程も少しはずしてた気もするけど気のせい?
その後に
「"『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのテーマソングはなぜヒットするのか?"として、シリーズ2作品の初代OPテーマを担当したT.M.Revolution西川貴教さんとSEEDシリーズの福田己津央監督をお迎えして、人気アニメが作り出す新しいタイアップ曲の形についてジャーナリスト鳥越俊太郎が迫ります」として鳥越氏、福田氏、西川氏のガンタムエース編集部での鼎談を、間にT.M.Revolutionの「INVOKE」を挟んで放送。
「これまでのガンダムの歴史の中で前の監督さんの事を言うのは非常に難しいでしょうけどね、難しいでしょうが、その、音楽・主題歌というものを非常に大事にされたという意味では、自分が最初かな、とそういう気持ちはあるんですか?」
との、鳥越氏の問いに対して、福田監督は「いやーどうなんでしょうね…」と言葉を濁していたけれど、
「なんとなく、音楽にはあまり確かに気を遣ってなかったのを、ちょっと、よりちょっと気を遣ってみたかなっていうのはありますね。深く作品世界と音楽をミックスさせていきたいという思惑はありましたんで。それがビシッと来たとき、画面も締まるし、音楽も残るしっていう最大の効果が出るんじゃないかなっていう」と回答。こんなこと言ってると、あなた、また富野御大に怒られますよ。
そして、「歌えよお前ら〜!」と叫んだT.M.Revolutionの「Zips」の演奏。んで、鼎談の続き。
ライブ場面に切り替わって、T.M.Revolutionの「ignited」。終わると、今度は西川氏によるタイアップ曲の現状批判。福田監督によるとSEEDの場合には、タイアップではなくコラボレーションということらしい。
最後は、玉置成実による「Reason」。HIGH and MIGHTY COLORよりはましだったけど、こちらもちょっとって感じでした。番組終了後には、Coming Soonとして、デスの次のOP担当の高橋瞳氏と次期ED担当のRie fu氏のCMも流れました。
なんかもうねぇ、鳥越氏は学校の先生みたいでした。
西川氏のことは、それほど嫌いではなかったのですが(姫が好きだったなようなので)、私の中では、今回の放送を見てマイナス方向にベクトルが向きました。福田監督は、論外ですね。あぁ、「無邪気」は怖い(苦笑)。
別に見なくてもよかったな。私の中で、ガンダム系の楽曲の最近のヒットは「ココロオドル」ですから(紅白ではあれだったけど)。
ガンダム世界自体は∀で終わってしまったので、もう何をやってもいいんだけどね。でも、デスはもう見ないよ。1stのゲームもいらないよ。