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時をかける少女

筒井康隆原作。といっても実質的には続編ぽいので原案といったほうがよいのかも。
「時をかける少女」というと、原作から入ったけれど、原田知世版も見に行ったし、南野陽子版も見たよ。そういえば内田有紀版もあったっけ。水泳と植物採集ばっかやってたあの頃を少し思い出したよ。

主人公は「芳山和子」の姪「紺野真琴」。この子のバカっぷりに引く人はいるかもしれん(一緒に行った姫は感情移入出来んと言っていた)が、たかだか2〜3日の出来事でしかないにもかかわらず、演出が巧いせいか気にならず、話がどんどん進むのが小気味よい。原作や原田版への敬意が見られるのもいいね。貞本氏がキャラクターデザインをしているわりには、かっちりとした線じゃなくて、所々ジブリっぽいところも感じられたり、全体的にコミカルな感じががしつつ、締めるところは締める感じがするのもいい。
10代だったら間違いなく、はまった。大傑作とは言わないけれど、見て損はない。高校生なら友達誘って3人以上で見に行け。1000円で見られるぞ。

それにしても、真琴は残酷だなぁ。高瀬君に対しても、功介に対しても、埒外の人って感じで。
帰りに姫と喧嘩をしたから、余計にそう思うのかもしれないけれど。

琴音らんまる氏による漫画版もおすすめ。特にラストはね。

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