札幌の巻 2001年12月6日〜12月12日

4. 戦場は雪野

習慣とは恐ろしいものだ。仕事場に楽に行けるように宿を取っていたにもかかわらず、普段通りの出勤時間6時半に起きてしまった。準備は前日に済ませてあるし、朝飯も年のためにとサンドイッチを自分で作って冷蔵庫に放り込んである。することがない。サービスの新聞は朝日新聞だった。朝日は好きじゃないのだが、仕方ないので眺め始める。アフガンの問題はやはり気になる。伝えられていないが、きっと貴重な仏教遺跡の数々は空爆で破壊されてしまったのかもしれない。サンドイッチをぱくつきながら丹念に新聞を読む。適当に時間を潰して出勤。

仕事を終えると昨日より雪がちらついている。嫌な予感がする。しかし、あと2日無事に終わることを祈るしかない。栄駅から地下鉄に乗る。キュンキュンと音がする。札幌の地下鉄はゴムタイヤだというからそのせいなのだろう。ただ中島公園まで戻ってもつまらないので、大通からすすきのの方をまわって歩いて帰ることにした。

ロビンソン百貨店で晩酌用の酒とつまみを買ってクラブ・セガに入る。やはり「バーチャロン」や「バーチャファイター」は列も出来ていたが思ったほど混雑していなかった。夜だからということもあるだろうが。隅の方にある脱衣麻雀などの所に「ギャルズパニック3」があるので思わずプレイ。実写画像でドットが荒いのが懐かしい(笑)。今じゃすっかりアニメ絵全盛になってしまったというのに。1度コンティニューしてクリア。味の時計台で味噌ラーメンを食べて帰宅。

閑話休題。

8日の仕事も無事に終了。7日と特に変わりなし。せいぜい「連邦vsジオン DX」をプレイしたくらい(笑)。

対戦で自分が負けるとすかさずコンティニューして自分が勝つまでやる人がいるが、そういう人に対戦を挑まれるととても嫌な気分になるのは私だけだろうか。もともと対戦しか出来ない台でなら強い人とやってみたいという気持ちはわかるが、単独も選択できる台で敢えて乱入対戦しておいて、負けると勝つまでやる。それは一つの方法だろうが、後ろで待っている人や対戦している相手のことを考えたことがないのだろうかと思ってしまう。それにゲーセンで対戦台ばかりだと、対戦弱者はゲーム代を巻き上げられるばかりになってしまいゲームを楽しめないのではないだろうか。私はだから対戦台しかないゲーセンは好きになれない。

5. 雪の脅威

9日は朝から風花が舞っていた。しかも寒い。だからといって休めないのが辛いところ。新聞を読んで気持ち切り替え、いざ出勤。いつもの同じ時間に出たはずなのだが、土日で地下鉄のダイヤが違うということを忘れてしまったため1本逃し、危うく遅刻するところであった。仕事場へはタクシーで行く羽目になったが、どうにか無事に到着。駅からバスもないし仕方ない。運良くタクシーを捕まえられただけでも良しとしよう。ともかく9日の仕事も無事に終えることが出来た。

仕事場を出ると雪が降り始めている。車で走っていると雪が舞い上がる。猛烈に嫌な予感がする。ラジオでは丘珠空港の飛行機が止まったというニュースが…。しかも雪がひどくなってきたのは札幌近郊だけらしい。とりあえず札幌まで出て新千歳空港へと向かう。これが悪夢の始まりだった。

送ってくれた人に礼を言って、札幌駅へ。電車は定刻通りに出発。これなら大丈夫だろう。退勤時間ということもあるからだろう少し混んでいた。無事に新千歳空港に着く。だが、よかったのもここまで。最終便を取っていたのだが雪のため飛ばないという。呆然となったが、いつまでも呆けていられない。月曜は代休がある。明日になれば…。何とか翌日の最終便に振り替えてもらえることが出来た。問題は今日の宿だ。電話帳をくってどうにか幌平橋駅近くで宿を取ることが出来た。

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退室